会社勤めからフリーランスになるということは、かなり大きな決断です。気まぐれや酔狂で自分の人生を狂わせることのないよう、慎重かつ冷静に判断しなければなりません。会社勤めのような定期収入もなく、社会保険もないため、あらかじめ半年から1年分の生活費及び事業用資金を貯蓄する計画を立てましょう。なお退職して無収入になっても、保険料などは前年の収入額を基に計算されるため、別途確保しておく必要があります。
そしてフリーランスになると途端に、社会的信用が低くなるため、クレジットカードが作れなかったり、ローンを組むのが難しくなります。事業の決済用として、クレジットカードを退職前に1枚作っておくと便利です。またローンはどうしても必要であれば退職前に止むをえませんが、極力避ける方が良いでしょう。さらには将来の顧客獲得のための備えという意味でも、フリーランスになる前に人脈を広げておくことです。たとえ会社を背景とした取引関係であったとしても、個人的に担当者とつながりを保つことは大切です。
フリーランスになる準備が整ったら、いよいよ退職です。退職する1か月前までに申し出るのが通常であり、詳しくは就業規則によりますが、管理職やリーダー職であっても3か月前であれば充分でしょう。会社に引き留められたり説得されるということがあっても、退職届を提出すれば認められるものです。ここで有給休暇が残っているのであれば、遠慮なく使い切ればよいことですし、ボーナスの支給時期であれば、堂々とボーナスを受け取ってから退職するよう、退職時期を調整しましょう。
こうして無事に退職手続きを完了した後、税務署に「開業届」を提出します。またこの時に併せて「青色申告承認申請書」を提出しておくと、確定申告時には青色申告による特別控除が受けられるようになります。さてフリーランスとしての活動には、あの手この手の売り込みが不可欠であり、まずは独自ドメインによるメールアドレスを取得して、ホームページを開設し、対面用の名刺を印刷しておきましょう。また早めに事業用の口座を開設しておくと、公私の区別が明確になり、確定申告にも役立ちます。
こうした下準備の上で、ようやく案件の獲得に乗り出します。人脈を通じて仕事の紹介を受ける場合には競合が少なく、また良好な信頼関係を長く築くチャンスです。しかしそれだけで生活を賄うことができるだけの収入を得られるフリーランスは一握りであり、最近では個人や法人が仕事の受発注をネット上だけで完結できる、クラウドソーシングの利用が普及しているようです。
クラウドソーシングとは新世代のワークスタイルであり、インターネットの繋がる環境とPCさえあれば、場所や時間に制限されることなく、自由に仕事をすることができます。
引用:クラウディア
クラウドソーシングを利用するのも一つの方法ですが、直接クライアント企業と契約し、フリーランスのエンジニアとして活躍したいならば、まず登録しておきたいのが、「レバテックフリーランス」です。
IT・Web業界においてトップクラスの求人・案件数、高単価を実現しており、中には「レバテックフリーランス」にしかない非公開求人・案件も多数保有しています。
引用:レバテックフリーランス
エンジニアとして充実したキャリアを築くには、企業選びが重要です。自身のスキルに見合った給与・待遇はもちろん、研修やセミナーが充実しているかなども確認しておきましょう。自分が希望する仕事がある場合、その分野で活躍できる企業を探すことが大切です。また、自分が共感できる理念をもつ企業もおすすめです。共感できる理念を持つ企業で働くことは、成果を上げるだけではなく、仕事のやりがいに繋がり、より良いエンジニアライフを実現できるでしょう。
エンジニアにはこれまで以上の活躍の場が広がっており、その一方で高度で専門的なスキルや知識を求められるようになっています。市場で価値のあるエンジニアが稼ぐエンジニアということになりますが、その特徴として、幅広い知識や興味を持っているために引き出しが多いこと、そして学習能力が高くて未知のことにも挑戦するということが挙げられます。あるいはコミュニケーションスキルが高く、人をまとめることができたり、優れたビジネス感覚を発揮して、エンジニアならではの企画を立案し、提案できるのです。
稼ぐフリーランスになるためには、準備が肝心です。退職前にはあらかじめ退職後の生活費や事業資金を貯蓄し、同時に人脈を広げておきます。退職の申し出は、原則として1か月前でよく、退職後に税務署に「開業届」を提出します。売り込みのためのメールアドレスやホームページや名刺を作って、顧客獲得に向けて動きます。人づてに紹介を受けるのが従来通りのやり方ですが、最近はクラウドソーシングによって仕事を獲得する方法も普及しています。
進化し続けるIT業界で市場価値を高め、需要の高い人材であり続けるためには、セミナーへの参加やオンラインでの学習を行い、常に自身のスキルをアップデートすることが大切です。また、様々なコミュニティに積極的に参加し、情報交換や人脈形成を図りましょう。自己管理能力も求められるため、ワークライフバランスを意識し、休息や趣味の時間を確保することも大切です。無理のないスケジュール管理でフリーランスのメリットを最大限に活かし、豊かなエンジニアライフを送りましょう。
フリーランスの生存率が、開業10年で1割という厳しい現状の中にあって、それでも生き残るフリーランスには、共通した特徴が見られます。それは高い基準を定めて仕事の質に妥協せず、顧客の満足度が高いということです。また事業が順調であっても、次の布石として新たな顧客開拓の策を練る一方で、無理な事業拡大を慎み、身の丈に合った経営を維持します。そして金銭は自分が責任を持って管理するなど、安易に他人任せにしないのです。
社会のIT化が進んで、エンジニアの活躍の場が更に広がったことにより、目指すべきキャリアアップが多様化しています。もちろんより専門特化したスキルや知識を極めてスペシャリストになる道もありますし、従来通りのプロジェクトマネージャを目指す道もあります。もっとも低予算で短期化しているプロジェクトの成功は、増々難しくなっています。またコンサルタントとして事業を企画立案する、あるいはITアーキテクトとしてシステム化の設計を手掛ける道もあります。
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